1年かけて創った音
2014発表会を振り返り・・
心にグッときた演奏がありました
大人の生徒さんTさんの演奏
はじめの1音を聴いたとき、もう涙腺がゆるみました
Tさんは、発表会に選んだこの曲を
2014年1年かけて学ばれました。
もともとTさんは「私は飽き性だから、長い間同じ曲は練習できない」と
1年にいくつか曲を変えて弾いていらっしゃいました。
・・・が去年は、「本番で真っ白にならないで弾きたい」
と言う気持ちも強くなり
年末から練習に入り、10月と12月にステップ
そして発表会という流れで臨まれました。
秋になった頃から音に深みが感じられるようになり
流れもとても自然になり・・
本番の演奏は、本当に心に響く深い音色でした・・
「音を創るということ」を
Tさんは3年かけてしっかり学ばれたのですね・・
2年前にも、発表会前のMさんの「雨だれ」の音に
心を打たれた事があります。
MさんもTさんもレッスンを休まれたことはほとんどありません。
大人の生徒さんのピアノに向かう姿勢に
私自身 大切なものを教わっている
そんな気がします・・・