今週とても悲しい出来事がありました・・

   小1からレッスンに通ってくれたMちゃんと

    お別れをしなくてはならなくなったのです。

   Mちゃんは去年、コンペを受けると頑張っていたのですが

    どうしても途中でエネルギー切れになりリタイアしました

    でも発表会では、コンペで中途半端にしていた

      インベンションを弾くとやり直し

     プロジェクト委員にもなって頑張ってくれたのです。

    そして、去年の自分を反省した彼女は

    「もう一度コンペを受けたい」と思ったのです。

   
   今年のコンペを受けるに当たり、お父さんと自分で決めた約束をしました。

    「毎日必ず40分以上の練習、DSはコンクールが終わるまで絶対にしない」

    もし約束を破ったら ピアノはやめさすと。


   Mちゃんは、今年の年明けから1日も休まず練習しました。

    DSもお父さんに預けたまま、休みの日にUSJに行くときも

      朝5時に起きて練習して行きました。

    ほんとにほんとに頑張っていました。

   「今年は何とかして予選を通してあげたい」と私も強く思いました。

   ですが・・先週 彼女の心にふーっと魔物が入り込んだのです。


     その日、妹弟と遊んでいたMちゃんは

    英語に行く前にすまさなければならなかったピアノの練習を

      やらなかったのです・・そして


     「練習をした」と嘘をついてしまったのです。


   約束を破り嘘をついたMちゃんには

      もうピアノをやめる道しか残されていませんでした。


    今週 お母さんとそのことを話に来たMちゃんは

    最後のレッスンでいっぱい泣いて、私も泣いて、お母さんも泣いて

     少しずつ出来てきていたコンペの曲をレッスンしてお別れしました。

    Mちゃんはお手紙を書いてくれて

      「ごめんなさい、ごめんなさい、

    私が悪いせいで先生に迷惑かけてごめんなさい」と

      何度も何度も謝ってくれました。


    かわいそうで悲しくて、

私もどう声をかけていいのかわからなかった・・・


    あんなに頑張っていたのに、たった1回の嘘は

     すべてを壊してしまった・・

   子供の頃の嘘・・誰でも1度や2度、覚えがあるでしょう。

   (私にも勿論あります


    最近ではめずらしい厳しいご家庭ですが

   これで、Mちゃんは嘘をついた痛みがわかるお子さんに

     なったはず・・

   ご両親の徹底した判断に悲しいながらも共感させて頂きました。


    
    いつかまたMちゃんが

  長い人生のどこかでピアノを楽しめる日がきますように・・

    Mちゃんとのレッスン とても楽しかったよ

       今までありがとう・・・