「型にはめない」奏法

 

ハイフィンガー主流の時代に生まれ育った私が
色々な奏法、脱力メソッドを学び直し続けて20数年やっと見えて来た事があります。
それは「自然の動きの先に身体にあった奏法がある」という事。
手の形を無理に作って弾いていませんか?
弾いていてすぐ手が疲れたり痛んだりしませんか?
特に導入期に不自然な形を作って弾く事は、腕や肩まで固めて力を入れてしまう事もあり大変危険です。

赤ちゃんが歩き出す時、ぎこちない動きから誰に教わる事なく自然に歩けるように、
ピアノを弾く手も、自然な動作から無理な力を入れる事なく弾く事が出来るのです。

人間の手はそれぞれ違います。大きさや癖、爪の着き方や指の長さまで、一つの形には絶対収まらないのです。成長を待つ事も大切です。

 

自然で楽な動きから「綺麗に響く音」

レッスンでは1番大切にしています。