ラフマニノフと向き合う

 先日楽譜店で見つけた本

  

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 ラフマニノフコンクールで初の異国人第1位の人

    土田定克さん

  モスクワに留学してから大学院卒業、演奏活動を通して

   日本人からみたロシアという国

  ロシアの音楽教育、ラフマニノフ正教会、鐘の音・・

   今まで想像も出来なかった事が沢山書かれていて

   とっても興味深く読んでいる・・・

 

   この間のレッスンでは

    音の絵の楽譜をもう一度じっくり見直した

   驚くことに、p,ppがf,ffの数より圧倒的に多いこと!(*_*;

   一般的にガンガンフォルテで弾くイメージなのに・・

   音数が多く、大きくなってしまう事を恐れての

     繊細な彼からのメッセージだったのかもしれない

     

    幼い頃から不幸な境遇のなかで生き

     戦争と向き合い、愛する祖国を離れて亡命・・

     ほとんどのメロディーが下行する

    彼の音楽を理解するなんて無理かもしれない💦

     

 「作品において1音1音は大切である。だがそれと同じくらい大切な物

   音符と同じくらい大切な物がある

  それは心・・・心は音楽において最高の表現をする源である」

「また、優れた演奏をするためには深いことを多く思索する必要がある。

  鍵盤上で弾きこなしただけでは足らない・・

  実際それはただのスタート地点でしかない。

 作品が自分自身の血肉になるまで仕上げなければならない。 

ピアノを弾いてる時、その1音1音が弾き手のうちに呼び起こすべき物がある。

 それは芸術の使命を真に全うしているという

   ある種の音楽的な自覚なのだ」

         ・・・ラフマニノフの文献集より

 

   まだ鍵盤上でも弾けてない私の💦

       道は長いな・・(;´・ω・)(;´・ω・)(;´・ω・)